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コラム
第7話: マイクロソフト「The Student Day」に出演して
3月30日に文京シビックホールにてマイクロソフト主催の「The Student Day」第2回が開催され、ゲストとして出演いたしました。
マイクロソフト「The Student Day」の素晴らしさ
クリックすると拡大 以前パソナテックのパネルディスカッションで、マイクロソフトのマーケティング・田中さんとご一緒しました。その縁でご依頼をいただき、「The Student Day」というイベントに出演しました。今年で2回目だそうで、全国の大学生1200名を集めてのこのイベントはとても大規模なものです。主旨は以下の通りです。

〜以下HomePageより
「The Student Day」は、コンピュータ プログラミング、Web や CG制作、ゲーム制作というジャンルに興味を持ち、飽くなき探究心で常にチャレンジし続ける、そんな情熱あふれる若い学生達のためにおくるイベントです。
マイクロソフトは、将来の進路やビジョンの実現に向けた学生の夢や創造的な発想力を積極的にサポートしていきたいと思っています。
このイベントを通じて、IT業界の動きや未来像を理解し、将来、自分の夢をもって世界にチャレンジしていきましょう。」
http://www.microsoft.com/japan/msdn/student/studentday/default.aspx

名前を呼ばれると、ステージ中央奥のカーテンが開いて私が登場するという趣向でした。まるでスターです。講演会やセミナーは慣れていますが、さすがにこれは初めての経験でした。外資系企業ならではですね。
学生のために、こんなにいいイベントを企画されるマイクロソフトは、素晴らしい企業だと思います。今後も是非続けて行ってもらえればと期待しております。

私は気づきませんでしたが、たまたま仕事上の関係で参加しておられた大手通信会社・S氏から次の日にメールが来て驚きました。S氏は、私の日頃の活動上、重要な係わりがある前向きな姿勢の方で、考え方が私と共感し合える方です。以下のようなことが書かれていました。
「高橋さんと田中さんとの会話を聞きながら感じたんですが、あの場にいる学生がユーザー企業の情報システム部門という存在や機能を、どの程度知っているのだろうかというのが、非常に気になりました。純粋に技術を追求するだけでなく、企業の中でビジネスを考えながらITの利活用を極めていくという道もあるはずで、その辺の情報が彼ら学生には圧倒的に不足しているのだろうなあ。なんとか、そのへんの橋渡しができないかなあという感じです。」

全くその通りだと思います。ユーザー企業だけでなくてIT業界の実態などをどこまで分かっているかな、という気持ちになりました。
現在のITエリアにいる人たちは、位置付けが不明確な上に、向上心やチャレンジ精神が欠如しているように思います。私は今の学生がうまく育って次を背負ってもらわないと、結構恐ろしいことになりそうな気がします。
企業側からの具体的な働きかけは、かなり重要になると推測しています。
特にS氏の言われるビジネス感覚については、本当に重要な事だと考えています。
如何にビジネスをうまく廻すかを基本に、ITは手段だと捉えればもっと楽に取り組めそうな気がします。ビジネスを深く考えれば、どれほどITが戦略的で効果的かが見えてくるはずです。技術者として突き詰めるのは私の中ではかなり限定された選択肢であり、MOTの考えをベースに、ビジネス側にもっと入り込んで行くのが、あるべき姿だと考えています。自分の将来にとってITをどう位置付けるかが、とても大切です。

また、私の話しに感動してもらえた学生たちもおられたようです。
その中で次のようなことを話しました。

「日本では一般的に『夢』とは『叶わぬもの』である。しかし、アメリカでは『夢(dream)』は『叶えるもの』である。この気持ちでチャレンジしよう!」

ある学生は、それを聞いて以下のようにWebログに書き込みました。
「僕はこの言葉にものすごく感動してしまいました。一生忘れません。」
http://jp.thespoke.net/MyBlog/ZAP/MyBlog.aspx

若者は何かをやれるかもしれない?! 期待したいと思います。

登録:2011-01-30 15:32:24
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