スキルスタンダード研究所は、各業界へのスキル標準の活用・推進、プロフェッショナル人材育成に向けたコンサルティングサービスを提供します。
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コラム
第182話:スキル標準・新モデルの発表、および活用セミナーでの受講者の気付き
 全国の主要拠点を回り、スキル標準の活用について140分づつ話しています。
 先回はその中で感じた各企業推進者の世代交代についてお話ししました。今回は特徴的なコメントやポイントについてお話しします。
セミナー受講者のコメント
クリックすると拡大  140分という長丁場にもかかわらず、お話しした内容について高評価をいただきました。(評価グラフ)

 また、受講者の方々から多くのコメントをいただきましたが、そのなかで代表的、または特徴的なものをご覧いただきます。

・具体的な方法論が参考になりました。実施方法に違和感を持っていましたので、参考になりました。
・自社でスキルフレームワークの参照時に、担当者が理解できなかった点が何故かわかる様になりました。
・「タスク」というキーワードの重要性を思いました。弊社ではまだまだここまで至らないでおり、少し近づいていかないと人財育成に結び付かないと危機感有。
・ITSS、UISSの話を通じて、非常に普遍的な内容の話で、興味深く、色々と気付きを得ることが出来ました。ありがとうございました。
・具体的にスキルの活用するための流れなどを知ることができた。個人、組織共に、環境を作らなければならない事を学んだ。
・スキル標準について理解できていないことがわかった。特にタスクと機能、スキルの関係。→事業競争力、組織力の向上また旗振り役の重要性や継続力についても身に染みました。
・求める人材が企業の経営戦略などの大きな目的から分析するべきであるということがとても理にかなっていると感じた。そのようなルートから自分自身の目標も見つけていければよいと考えた
・人材が先に来るのではなく、タスク単位でスキルを洗い出す重要性が理解出来た
・漫然としていたUISS/ITSS活用方法について、クリアーになりました。霧が晴れた気分です。ありがとうございました。
・参加前後でとらえ方、考え方のギャップに気がつけた。ITSS、UISS、ETSSそのものはベストプラクティスであり、当社自身の戦略や考え方が導入の有無にかかわらず重要とういことに改めて気づけた。
・経営戦略とシステム担当者の育成をどのように結びつけるか、体系的な考え方を学ぶことで、ヒントをつかんだ気がします。さっそく頭と手を動かしてみます。
・組織力、企業力を強化する為には、今回のITスキル標準の講話は非常に有効でした。参照モデルに自社の特色や方向性で色づけしたものをITスキル標準にすること。そして、それを概念的のみならず、ツールを活用して、システム的に数値化していくことが必要であることがわかりました。今日はどうもありがとうございました。
・現在自社において専門制度の確立を進めている。導入に当たり管理者の理解、推進が不足していると感じており、導入を少し遅らせても再度必要性を問うツリーの作成を改めて行うべきではと感じた。また自社において改めて管理職に対して講演を頂けたらとも思う。
・豊富な経験に基づいた講演で、よく関係者から質問されることについての示唆に富んだ内容でした。
仕組みの運用には、タスクフレームワークが不可欠。キャリアフレームワークだけでは不十分。
クリックすると拡大  以前から何度か取り上げてきましたが、人材育成を進めるための仕組みには、タスクフレームワークが必須です。職種・人材像とレベルで構成されるキャリアフレームだけでは、継続することがむつかしく、多くの企業が形骸化、またはフェードアウトしています。

 図は、タスク、言い換えると業務ファンクションごとに事業単位など、それにかかわるメンバのスキルマップを表現したものです。そのグループの真の実力、特に仕事に直結した総力が分かるのはこの分布図です。人材像や職種で表現したフレームワークは、キャリアパスを表現するのに適していますが、現実の仕事に直結した実力は捉えにくいのです。

 このタスクフレームワークを使うと、来年度の強化ポイントや人材調達の考え方を明らかにすることができます。さらに、タスクフレームワークで、メンバ一人のスキルマップを見ることにより、先の仕事を前提とした強化点も明らかにすることができ、効率的な人材育成につながります。

 直近の計画に対しては、先のように対応でき、数年後の将来計画も、このタスクフレームワークで設計することができ、より具体的で確実な育成計画や調達計画、また配置計画まで立案することができ、人材戦略実現のための強力な武器となります。
登録:2011-08-07 14:37:48
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