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コラム
第202話:CCSFの活用方法 〜番外編3 10月3日IPA主催「CCSFセミナー in 東京」について
 昨日10月3日に、IPA主催の「CCSFセミナー IN 東京」が秋葉原で開催されました。IPA・田中理事はじめ、スキル標準センターの方々が全員揃われて大盛況の内容でした。
企業講演
 クオリカの会田氏が今後のあるべき姿と、さらなる危機感をもって人材育成を進めることを話されました。今後企業の発展を考える上で、何をしなければならないか、いかに現状に危機感を持ち、プラス思考で前進しなければいけないか、という大変示唆にとんだ内容でした。

 次に富士通の柴田氏のお話は、多くのITSSユーザーにショックを与えたに違いありません。富士通自体が、当初ITSSをそのまま使おうとしてできなかったと聞いています。ビジネスモデルに合わない、企業の考えを入れ込むことができない、などなど色々な理由があると思いますが、考え方を変える決断は大変早く、2007年には独自のモデルを構築されるなど、その後のアプローチは目を見張るものになっています。
 今回は、今までのような固定化された専門分野などではない新たな役割像や、その構築のための取り組みを語られましたが、明らかに企業の考えや将来像、「魂」がこめられています。一流企業のプライドがなせる業でしょう。
 他のメーカでは購買がITSSをそのまま使い、単価の引き下げを画策している現状とは、雲泥の差です。購買から自社人材のITSSレベルの提出を強制されて、下請けのIT企業が泣く泣く従っているという話は、特に地域で多く直接耳にします。こんな本末転倒な話しはもってのほかです。
CCSFチーム
クリックすると拡大  後半は、CCSFチームの3名の方々がCCSFのコンセプトや活用法などを話されました。久々に聞く側に回って、すごく新鮮な気持ちになりましたが、自分の話し方と比較して色々自分自身の改善点にも気づきました。また、考えをよく受け取って消化していただいていることも強く感じました。

 ようやく、この2年間ノウハウをすべて提供し、心血を注いできたCCSFが形になったと確信しました。これからは、CCSFがすべての中心となって動いていきます。愛するITSSの10年来のおかしな先入観をぶっ壊す記念すべき日でもありました。

 人材育成にはTo Beが必須であり、だから将来像に「魂」を込めなくてはいけないのです。
登録:2012-10-04 14:38:56
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