先回コラムの「スキル・知識の考え方」は特に重要です。是非再度読んでみてください。今回は、CCSFにおけるその具体化方法について深堀りしていきます。
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CCSFの現状 |
先回のおさらいをしてみます。
・現在CCSFでスキルとして定義されているのは、タスクを分解した「作業レベル」を、「〜できる」というスキル表現にしている
・企業における人材の役割を考えると、仕事ができないと意味がない、言い換えるとタスクに対してどの程度実施能力があるかということが重要であり、CCSFで定義されたスキルを「評価項目」として使うことが必要
・知識とスキルの区別は難しく、たとえばABC分析というと知識に聞こえるが、ABC分析手法を活用して現状分析ができる、とすればスキルとなる
・CCSFで「現状分析ができる」というスキル定義がある場合、現状では上位者にサポートしてもらわないと実施ができないとすると、独力でできるようになるためには何をどうすればいいかが分かり難い。トレーニングと結び付けるにしてもあいまいになる
・CCSFスキル定義中に、上記のような具体的名称を埋め込んでしまうと、方針変更などに伴うメンテナンスに負荷がかかる
以上のことから、CCSFでスキルと呼んでいる定義体は経緯やスキルと知識の定義など深く考えることなしに見ると、少しかじった方は、これはスキルではないと言い放ってしまいます。少し勉強すると、タスクをブレークダウンしてスキル表現にする方法も、理論的には正しいとわかります。しかし、関係者の理解がもっと進むようなものにしなければならないのも確かです。 |
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CCSFの今後 |
先の課題を解決するために考えられるのが、図の構成です。
たとえば、現状分析にABC分析やSWOT分析を用いるということならば、CCSF BOKを持っておくと、トレーニングと容易に結び付けることができます。
CCSFにCCSF BOKやコンピテンシーのテーブルを追加することによって、飛躍的な品質向上が果たせることになります。このようにすれば、トレーニングに直結させることができ、タスクの実施能力につながった対処法が実現できるということです。
また、それぞれはリンクされてはいますが、独立したデータ構造を保持でき、個別にメンテナンスしていくことが可能です。これが、CCSFの最終形だと考えています。
〜 その14につづく。 |
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登録:2013-10-02 17:50:44
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